[ドラマ感想]逃げるは恥だが役に立つ 第9話
2016.12.07 Wednesday
契約結婚→契約恋人→そしていよいよ、両思いに…!「逃げるは恥だが役に立つ」今回、ライバル出現!?いや、これはトラップだ!みんな気をつけろ…!
お互いを大切な存在だと認識たものの、2人とも「相手が自分のことを好きなのでは」とは想像もつかないため、こじれてしまう。さっさと告ってしまえばいいのに…!と、テレビの前の視聴者はやきもきするのですが、そんな2人だからこそ、愛おしいのです。
そして、まさかのライバル出現!?いやいや、トラップでしたよ。ポジティブモンスター、五十嵐さんは風見さん目当てだし、平匡さんは、みくりへのお土産を買いに行っただけというオチ♪
しかしこれで、2人は始めて、自分の気持ちを伝えることができたのです。
「私ばっかり好きになって、ずるい。」だの、「可愛いなっと思って。ずっとみくりさんが僕の事好きならいいのになって想ってました。ずっとです」だの、とてつもなく可愛い2人に、テレビの前では大量の屍ができましたとさ…
さーて、来週のみくりさんは、勢いで同じベッドで眠ることになった2人に、新たな試練が…!来週も逃げ恥視聴者がウォーキングデッド化すること間違いありません。
決して逃げられませんが、行くさきはパライソです…安心してください…
百合ちゃんの会社のイベントで、きびきび働く社員さんたちの姿をみて、『主婦』という職業でお金をもらうことに対する不安や、主婦の価値について考えます。それはきっと、主婦の仕事が仕事として社会に認識されにくいものだからじゃないかと、私は思うのです。
それでもみくりが、アンケートの職業の欄に「主婦」って書くところは、みくりの仕事へのプライドが感じられて、小さいところだけど、いいなって。ただ、この「主婦」の仕事の対価とは何か、と考えると…。
そして、百合ちゃんのかっこいいことといったら!長い時間をかけて、努力を重ね、会社の広告イメージを作り上げてきたんですね。
そしてそれを脅かす場合は、たとえ上層部でも先陣を切って渡り合う。だから、部下も、同期の女性たちも支えてくれてるんですね。この仲間たちいいな。でも、それは、自ら先陣を切るということは、自身も傷を負うことになるんですね…。
これは風見さんとのエピソードにつながる、ドラマオリジナルの展開なのですが、これが百合ちゃんという女性の強さと、弱さを表してて、とてもいい。そしてそんな百合ちゃんを、身を挺して守って、泣き顔を見せまいとする風見さん。なんだよー、ここへ来て急にイケメンじゃないかよ…。
『逃げるは恥だが役に立つ』は、専業主婦も、キャリアウーマンも、結婚していても、していなくても、子供がいても、いなくても。みんなそれぞれの立場で頑張っているのだから、違ってていいし、優劣なんかない。
そんな多様性をみせてくれるのが、このドラマなんですよ。みんな違って、みんないい。
「逃げ恥」ドラマファンにぜひ、読んでいただきたいのが、2002年に描かれた海野つなみさんの『デイジー・ラック』。
30代の幼なじみ4人の物語で、専業主婦、職人、キャリアウーマンと立場は違うけれど、お互いがお互いを認め合い、しんどいことは相談したり、たわいもないおしゃべりで癒やされたり、ここでも女性の生き方の多様性が描かれています。
『逃げるは恥だが役に立つ』の原作漫画がマラソンだとしたら、ドラマは短距離走だと思います。漫画では長い距離を走りきるペース配分と仕掛けるタイミング、そのための伏線となる地力が重要で、ドラマは原作のペースを短距離ように加工・圧縮することで、爆発的な瞬発力を発揮する。
そう考えると、漫画とドラマの違いはあって当たり前だし、どちらが欠けてもこのドラマは成り立たないのだと思います。
・逃げるは恥だが役に立つ 第1話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第2話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第3話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第4話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第5話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第6話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第7話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第8話→
レビューポータル「MONO-PORTAL」
レビューポータル「MONO-PORTAL」
みくりと平匡、いよいよ両思い…?
お互いを大切な存在だと認識たものの、2人とも「相手が自分のことを好きなのでは」とは想像もつかないため、こじれてしまう。さっさと告ってしまえばいいのに…!と、テレビの前の視聴者はやきもきするのですが、そんな2人だからこそ、愛おしいのです。
そして、まさかのライバル出現!?いやいや、トラップでしたよ。ポジティブモンスター、五十嵐さんは風見さん目当てだし、平匡さんは、みくりへのお土産を買いに行っただけというオチ♪
しかしこれで、2人は始めて、自分の気持ちを伝えることができたのです。
「私ばっかり好きになって、ずるい。」だの、「可愛いなっと思って。ずっとみくりさんが僕の事好きならいいのになって想ってました。ずっとです」だの、とてつもなく可愛い2人に、テレビの前では大量の屍ができましたとさ…
さーて、来週のみくりさんは、勢いで同じベッドで眠ることになった2人に、新たな試練が…!来週も逃げ恥視聴者がウォーキングデッド化すること間違いありません。
決して逃げられませんが、行くさきはパライソです…安心してください…
みんな違って、みんないい
百合ちゃんの会社のイベントで、きびきび働く社員さんたちの姿をみて、『主婦』という職業でお金をもらうことに対する不安や、主婦の価値について考えます。それはきっと、主婦の仕事が仕事として社会に認識されにくいものだからじゃないかと、私は思うのです。
それでもみくりが、アンケートの職業の欄に「主婦」って書くところは、みくりの仕事へのプライドが感じられて、小さいところだけど、いいなって。ただ、この「主婦」の仕事の対価とは何か、と考えると…。
そして、百合ちゃんのかっこいいことといったら!長い時間をかけて、努力を重ね、会社の広告イメージを作り上げてきたんですね。
そしてそれを脅かす場合は、たとえ上層部でも先陣を切って渡り合う。だから、部下も、同期の女性たちも支えてくれてるんですね。この仲間たちいいな。でも、それは、自ら先陣を切るということは、自身も傷を負うことになるんですね…。
これは風見さんとのエピソードにつながる、ドラマオリジナルの展開なのですが、これが百合ちゃんという女性の強さと、弱さを表してて、とてもいい。そしてそんな百合ちゃんを、身を挺して守って、泣き顔を見せまいとする風見さん。なんだよー、ここへ来て急にイケメンじゃないかよ…。
『逃げるは恥だが役に立つ』は、専業主婦も、キャリアウーマンも、結婚していても、していなくても、子供がいても、いなくても。みんなそれぞれの立場で頑張っているのだから、違ってていいし、優劣なんかない。
そんな多様性をみせてくれるのが、このドラマなんですよ。みんな違って、みんないい。
「逃げ恥」ドラマファンにぜひ、読んでいただきたいのが、2002年に描かれた海野つなみさんの『デイジー・ラック』。
30代の幼なじみ4人の物語で、専業主婦、職人、キャリアウーマンと立場は違うけれど、お互いがお互いを認め合い、しんどいことは相談したり、たわいもないおしゃべりで癒やされたり、ここでも女性の生き方の多様性が描かれています。
マラソン(漫画)と短距離走(ドラマ)
『逃げるは恥だが役に立つ』の原作漫画がマラソンだとしたら、ドラマは短距離走だと思います。漫画では長い距離を走りきるペース配分と仕掛けるタイミング、そのための伏線となる地力が重要で、ドラマは原作のペースを短距離ように加工・圧縮することで、爆発的な瞬発力を発揮する。
そう考えると、漫画とドラマの違いはあって当たり前だし、どちらが欠けてもこのドラマは成り立たないのだと思います。
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ドラマ感想
・逃げるは恥だが役に立つ 第1話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第2話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第3話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第4話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第5話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第6話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第7話→
・逃げるは恥だが役に立つ 第8話→
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