[ドラマ]TAROの塔 第一回 「太陽の子」
2011.02.27 Sunday
岡本太郎の生涯を描いたドラマ「TAROの塔」。
第一回は万博プロデューサーに岡本太郎が決定するまでと、太郎さんの幼少時代、両親である岡本かの子、一平の関係についてが描かれていました。
一平さんが増水した多摩川をわたり、かの子さんの元へはせ参じた場面は「かの子繚乱」でも描かれていました。自分の芸術に没頭するあまり、太郎さんを柱にしばりつけておいたことも事実だそうです。芸術の神にすべてを捧げてしまった、童女のまま大人になってしまったかの子さん。
その純粋さゆえに夫以外の男性を愛し、家に同居させ、精力的に歌を詠みます。
しかし、その純粋さゆえ恋にも破れ、世間からは異端視されてしまいます。
そんなかの子さんを葛藤の末に女神のごとく崇拝し、彼女を庇護することを愛とした一平さん。
太郎さんは両親の壮絶な愛憎と芸術への情熱を肌に受けながら成長し、彼もまた世間を敵にまわしながら芸術のための戦いに身を投じていきます。
いやあ、さすが寺島しのぶさんです。白塗りの化粧に眼だけがらんらんと輝く、情熱と狂気の間にいるようなかの子さんを演じていましたねえ。わたしは今、着付けをならっているのでどうしても着物に目がいってしまうのですが、かの子さんのお着物は模様の大きな柄が多く、これはきっと当時の奥さんが着る感じではないと思います。このあたりもかの子さんの中にある少女っぽい無邪気さを演出しているようにもおもえます。
太郎さんの成長を描くと同時に、万博へ太郎さんがどうかかわっていくかが描かれます。
万博と言えば太陽の塔があたりまえ、というイメージがあるのですが、アバンギャルドな芸術家と言われた太郎さんと、高度経済成長の象徴のような万博が融合するのって、考えてみたらかなり「異質」なのかも。そこにさまざまな方が関わってくるわけですね。
それにしても岡本太郎役の松尾スズキさん、太郎さんが乗り移ったかのようで、風貌や話し方、しぐさまでものすごく似ています。
・TAROの塔 第二回 「青春のパリ」→
・TAROの塔 第三回 「戦友」→
第一回は万博プロデューサーに岡本太郎が決定するまでと、太郎さんの幼少時代、両親である岡本かの子、一平の関係についてが描かれていました。
一平さんが増水した多摩川をわたり、かの子さんの元へはせ参じた場面は「かの子繚乱」でも描かれていました。自分の芸術に没頭するあまり、太郎さんを柱にしばりつけておいたことも事実だそうです。芸術の神にすべてを捧げてしまった、童女のまま大人になってしまったかの子さん。
その純粋さゆえに夫以外の男性を愛し、家に同居させ、精力的に歌を詠みます。
しかし、その純粋さゆえ恋にも破れ、世間からは異端視されてしまいます。
そんなかの子さんを葛藤の末に女神のごとく崇拝し、彼女を庇護することを愛とした一平さん。
太郎さんは両親の壮絶な愛憎と芸術への情熱を肌に受けながら成長し、彼もまた世間を敵にまわしながら芸術のための戦いに身を投じていきます。
いやあ、さすが寺島しのぶさんです。白塗りの化粧に眼だけがらんらんと輝く、情熱と狂気の間にいるようなかの子さんを演じていましたねえ。わたしは今、着付けをならっているのでどうしても着物に目がいってしまうのですが、かの子さんのお着物は模様の大きな柄が多く、これはきっと当時の奥さんが着る感じではないと思います。このあたりもかの子さんの中にある少女っぽい無邪気さを演出しているようにもおもえます。
太郎さんの成長を描くと同時に、万博へ太郎さんがどうかかわっていくかが描かれます。
万博と言えば太陽の塔があたりまえ、というイメージがあるのですが、アバンギャルドな芸術家と言われた太郎さんと、高度経済成長の象徴のような万博が融合するのって、考えてみたらかなり「異質」なのかも。そこにさまざまな方が関わってくるわけですね。
それにしても岡本太郎役の松尾スズキさん、太郎さんが乗り移ったかのようで、風貌や話し方、しぐさまでものすごく似ています。
・TAROの塔 第二回 「青春のパリ」→
・TAROの塔 第三回 「戦友」→
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